2025年6月12日、インド西部アーメダバードで離陸直後に墜落したエア・インディアの旅客機で
当初全員死亡と報じられていた中、非常口座席「11A」に座っていた1人の生存者が発見されました
今回は「11A」座席の特徴や、過去の航空事故での生存者の座席傾向
そして現時点で判明している事故原因について詳しく解説します
非常口座席「11A」の特徴と安全性
エア・インディアのボーイング777-300ER型機における「11A」座席は
エコノミークラスの非常口近くの座席で、足元が広く快適なことが特徴です
非常口座席は安全上の理由から、頭上の収納棚に荷物をしまう必要があり
緊急時には乗客が非常口を開けて脱出を助ける役割も担います
また、非常口座席は追加料金が不要で人気が高い席でもあります
非常口から5列以内の座席は、避難時に脱出しやすく生存率が高いとされる調査もあります
過去の航空事故における生存者の座席傾向
過去の航空事故の分析では、機体後部に座っていた乗客の生存率が比較的高い傾向があると報告されています
例えば、2015年の米国の墜落事故データでは
機体後方3分の1の座席に座っていた場合の死亡率が最も低かったという結果もあります
ただし、航空安全の専門家は「座席と生存率の相関を示すデータは一切存在しない」と指摘しており
事故の状況によって大きく異なるため一概には言えません
重要なのは、非常口から5列以内の座席に座ることで避難の成功率が高まるという点です
今回のエア・インディア墜落事故の原因と現状
現時点での情報によると、エア・インディアのボーイング777-300ER型機は離陸直後に墜落し
空港近くの住宅地に激突しました
事故原因についてはまだ調査中であり、公式な発表はありません
ただし、離陸直後の事故は機械的トラブルや操縦ミス、天候不良など複数の要因が考えられます
生存者が非常口座席にいたことから、緊急脱出の迅速さが生存に繋がった可能性も指摘されています
今後の調査結果が待たれます
まとめ
今回のエア・インディア機墜落事故で生存者が確認された「11A」の非常口座席は
足元の広さと非常口に近い位置が特徴で、緊急時の脱出に有利な席とされています
過去の事故でも非常口付近や機体後部の座席に生存者が多い傾向が見られますが
事故の状況により生存率は変動します
今回の事故原因はまだ明らかになっていませんが、今後の調査で詳細が判明する見込みです
航空機の安全性向上と迅速な避難体制の重要性が改めて浮き彫りになった事故と言えるでしょう
