柔道女子48kg級の金メダリスト、角田夏実(つのだなつみ)選手
その華麗な勝利の背景には、彼女の代名詞ともいえる
「巴投げ」ともえなげ、があります
番組出演でも注目を集めたこの技には
なんと100通りのバリエーションが存在し
足の指で道着を掴むという独特のスタイルが話題に
角田夏実 巴投げ なぜ決まるのか、さっそく見ていきましょう
角田夏実 巴投げ なぜ決まる

パリ五輪で金メダルを獲得した角田夏実選手
その勝利の原動力となったのが
彼女の代名詞ともいえる「巴投げ」です
角田選手は、この技にはなんと
100通りものバリエーションがあると語っています
注目すべきは、その独特なスタイル
なんと角田選手は足の指で相手の道着を掴み
空中で相手をコントロールしながら投げるという
前代未聞のテクニックを使っているのです

世界の強豪たちが「わかっていてもかかってしまう」と
評するほどの破壊力で知られています
これは誰かに教わったのではなく
男性相手の柔術練習で「腕だけではかなわない」と感じ
自ら編み出した工夫だそう
従来の巴投げはタイミングとスピードが命とされていますが
角田選手の巴投げは“制御”と“変化”が加わっているのが最大の特徴です
さらに、投げが一本にならないと判断すれば
そのまま寝技や関節技に持ち込む切り替えの早さも光ります
彼女の巴投げは、もはやひとつの技ではなく、戦術そのもの
だからこそ、世界の頂点でも通用するのです
角田夏実なぜ巴投げばかりかけるのか
角田夏実選手がなぜ巴投げばかりかけるのかというと
それが彼女のスタイルに最も合った技であり
誰にも真似できない独特な進化を遂げているからです
一般的な巴投げはタイミングやスピードで勝負しますが
角田選手の巴投げは「両足でコントロールする」という高い技術が特徴です
相手が踏ん張っていても、足を使って空中に跳ね上げたり
落とし方まで自在に操ったりと
まるで空中戦のような展開に持ち込めるのです
このように、ただの一本狙いではなく
巴投げから寝技や関節技への移行も計算に入れており
戦術として非常に完成度が高いのです
また、角田選手自身が「巴投げならどんな相手にも自分の形に持ち込める」
という自信を持っているからこそ
あえて巴投げばかりを選んでいるのだと思います
まとめ
角田夏実選手の巴投げがなぜ決まるのか
それは、力やスピードだけではなく
相手の動きを読んで自在に対応できる柔術的な発想と
細部まで極められた技術があるからです
特に足の指を使ったコントロールや
一本が取れない時の即時の寝技への切り替えは
まさに職人芸ですね
これからの活躍を楽しみに見ていきましょう