アメリカが日本製品に対し最大24%の関税を課す
世界に混乱をもたらしている、トランプ政権の“関税ショック”
日本時間午後1時1分、第2弾が発動されました
本記事では、関税が上がると食卓にどのような影響が出るのかを
わかりやすく解説していきます
① アメリカ産食品の価格が上がる可能性がある
アメリカからの輸入食品の価格が高くなる見込みです
関税が上がると、企業は輸入コストの増加分を
商品価格に上乗せせざるを得なくなります
特にアメリカ産の牛肉や豚肉、小麦、トウモロコシなどは
日本のスーパーや外食チェーンでも多く使われているため
消費者の買い物や食事の値段に影響が出るでしょう
ワインやチーズなどの嗜好品も関税対象となるため
レストランや小売店では価格転嫁が進むと予想されます
② 日本産の食品がアメリカで売れにくくなる
日本からアメリカへの食品輸出が減る可能性があります
アメリカ側が日本製品に24%の関税をかければ
日本酒や和牛、果物といった人気商品も値上がりし
現地での販売が難しくなります
例えば、福島のある酒蔵では
アメリカ向け輸出が全体の55%を占めており
「このままでは高級酒が売れなくなる」と懸念を示しています
アメリカは日本の農水産物輸出の約25%を占める大市場であり
政府が掲げる「2025年輸出額5兆円」の達成にも
黄色信号がともります
③ 輸出減少で国内市場に影響が出る
輸出できなくなった日本産食品が国内市場に流れ
一時的に価格が下がる可能性があります
輸出が減ることで、和牛や果物、水産物などが国内に戻り
供給が増えるためです
ただし、同時にアメリカ産の食品が高騰するため
消費者全体の負担が軽くなるとは限りません
代替品としてオーストラリア産の牛肉やEU産チーズ
国産小麦などへの需要が高まるといった
食材の選び方にも変化が出るでしょう
まとめ
関税の引き上げは、単なる国と国の争いではなく
私たちの食卓にもじわじわと影響を与える問題です
アメリカからの輸入食品は値上がりし
日本からの輸出食品は売れにくくなり
結果として国内の流通や価格にも変化が及びます
今後の交渉次第では、外食や買い物の選択肢も変わってくるかもしれません
関税は私たちの暮らしに密接に関わるテーマであることを
今こそ意識しておく必要があります